水中毒(みずちゅうどく)について
こんにちは!
パーソナルジムWARRIOR府中店です。
本日は、題名にもある通り
『水中毒』についてお話ししていきます。
皆さんは水中毒という言葉を聞いたことがありますか?
【水中毒とは】
水中毒(みずちゅうどく)とは、体内の水分量が過剰に増加することにより、血液中のナトリウム濃度が異常に低下し、低ナトリウム血症を引き起こす状態を指します。
これにより、体液のバランスが崩れ、細胞が膨張してしまい、脳や他の臓器に悪影響を及ぼすと言われています。
【原因】
水中毒は、短時間に大量の水を飲むことによって引き起こされることが多く、例えば以下のような状況で発生することがあります。
・過度な水分摂取を促す極端なダイエットや健康法
・スポーツなどで大量に汗をかき、水分補給を過剰に行う場合
・精神疾患やストレスによる水分過剰摂取
・医療的な状況での水分管理の誤り
【症状】
水中毒の症状は軽度から重度まで幅広く、以下のような症状が現れます。
軽度の症状:頭痛、吐き気、むくみ、倦怠感
重度の症状:筋肉のけいれん、意識障害、けいれん発作、昏睡状態
重度の水中毒は、特に脳に圧力がかかることで、生命に関わる危険性があります。
【予防】
水中毒を防ぐためには、適切な水分補給が重要です。特にスポーツや激しい運動中は、汗で失った電解質(ナトリウムなど)を含むスポーツドリンクなどを適度に取り入れることが推奨されています。
水中毒は、通常、短時間で大量の水を飲むことによって起こりますが、その具体的な量は個人差や体重、健康状態、活動レベルによって異なります。
詳しく調べてみたところ、一般的には次のようなガイドラインが目安とされています!
【量と時間の目安】
体重1kgあたり90分以内に10〜20mlの水分摂取で水中毒のリスクが高まるとされています。
たとえば、体重70kgの人の場合、90分以内に700〜1400ml(おおよそ0.7〜1.4リットル)以上を一度に摂取すると、体内のナトリウム濃度の低下によって水中毒を引き起こす可能性があります。
一般的には、1時間に1リットル以上の水を連続して飲むと水中毒のリスクがあるとされていますが、2時間で3リットル以上の水を摂取するのも危険とされています。
【高リスクのシチュエーション】
運動後:運動で汗をかくと電解質(特にナトリウム)が失われるため、水だけで大量に補給すると低ナトリウム血症のリスクが上がります。スポーツドリンクなど、電解質を含む水分補給が推奨されます。
小柄な体型の人や腎臓機能が低下している人は、体の水分処理能力が限られているため、少量でもリスクが高まることがあります。
【安全な水分摂取の目安】
一般的に推奨される水分摂取量は、1日あたり2〜3リットルが目安とされます。ただし、これは通常の活動状態の目安であり、運動や暑さで発汗が多い場合は適宜増やす必要がありますが、少量ずつこまめに摂取することが安全です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。